おぢか特産 納島落花生 茹で落花生 700g【水玉グループ 山口実咲 】冷凍発送限定商品 

2,850円(税込)

名称:茹で落花生
原材料名:落花生、食塩
原料原産地名:長崎県(小値賀町)
内容量:700g(殻を含む)
保存方法:要冷凍
製造者:水玉グループ

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納島の海と潮風が育てた「マボロシ」の落花生

長崎県・五島列島、小値賀島の小さな二次離島「納島(のうしま)」。 ここでは、希少な落花生が潮風を浴びて育まれています。栽培から加工までを手掛ける島民グループ「水玉(みずたま)」が作るこの落花生の美味しさは、全国に知れ渡り、その希少性から「マボロシ」と称されるほどです。

皿


ホクホク。じんわり。体の芯から喜ぶ美味しさ。

口に入れると、ホクホクとした食感とともに落花生の豊かな味わいが広がります。茹でることで引き立つ自然な甘みと染み入る旨味。収穫したての新鮮な豆をすぐに塩水で茹で上げるからこそ味わえる、旬の特別な美味しさ。一粒一粒の際立つ美味しさには、他に代えがたい輝きがあります。

むいたとこ

おいしさの秘密

納島茹で落花生は、出来る限り農薬を使わず、自然のチカラを用いて栽培されています。安全で、自然の味わいを感じられる逸品でありたい。生産者である山口実咲さんの思いが込められています。

未来を耕す土作り:
納豆菌と米ぬかでつくる「ぼかし肥」を使用するなど、農薬を極力抑えた、安全で優しい土作りを徹底しています。

「手の力」による品質:
収穫から一粒ごとの厳しい選別、そして最高の鮮度を保つための迅速な茹で上げまで、全てを「水玉」のお母さんたちと山口さんのの手作業で行っています。

最も美味しい瞬間を:
「一番美味しい状態」の味を届けたいという強いこだわりから「茹でピーナツ」を選択。島の知恵と若い世代の情熱、そして丹念な「手の力」を結集させた、納島だからこそ生み出された豊かな味わいです。

ゆでてるとこ



島の未来を耕す落花生。

人口わずか十数名の小さな納島には、かつて多くの落花生農家がいました。しかし、現在落花生を育てている農家はわずか3世帯。後継者がいないため、このままでは長きにわたり育まれてきた「納島の落花生文化」が本当にマボロシになってしまうという危機に直面しています。

師匠と

「この落花生をとおして、納島を伝えたい。」

この島の未来を耕すプロジェクトとして、茹で落花生を商品化したのが、地域おこし協力隊として活動してきた山口実咲さんです。島で「ぐっちゃん」の愛称で皆に愛され暮らしています。

ぐちゃんy



3年前、京都市から納島に移住した山口さんは、地域おこし協力隊として、島の宿泊施設「NOUSIHIMA HOUSE」の運営や地域づくりワークショップを担う他、地域のインフラ管理、プログラム造成や教育イベント活動など多岐にわたる町づくり活動を行ってこられました。



山口さんが納島の一員として生活する中で、常に「担い手不足」の深刻さを実感しているといいます。限界集落では、公道の草刈りなどひとつとっても追いつかない。町と協力し合い有償ボランティア制度などを導入したり、山口さんが考えつく施策を施してきたけれど、現実はとても厳しいものです。

なかでも、島のみなさんが誇りを持って守ってきた農地が高齢化や人口減少により耕作放棄地になっていく現実は、島の存続の危機そのものでした。そんな中、山口さんに火をつける出来事が起こります。

「私の農業の師であり、島で親代わりのように可愛がって下さっている益永さんが、大幅に農地を縮小すると決断されたんです。高齢化という言葉が、私の目の前にも現れた。本当にショックでした。このままでは納島の落花生が消えてしまう。このままでは納島の文化や暮らしが消えてしまう。とはいえ、私は期間限定でこの島に暮らしている人間です。何か行動を起こさなければ。と、自分が任期中に出来ることは何か考えました。そして落花生を島外向けに商品化することで、島の今を伝えよう。そう決めました。」




自分が「一番おいしい」と感じるものを。

山口さんが選んだのは「茹で落花生」でした。「私が大好きな納島の落花生を、私が一番美味しいと思う食べ方で島外の人に食べてもらいたいと思いました。私は煎りより茹で派なので。希少な豆だからこそ、一番良い状態で食べてもらいたいじゃないですか。これなら、自信を持って販売できると考えました。」

益永さんの指導のもと、山口さんは種まきから茹で上げまでを担い、地域の「水玉」グループの皆さんに教わりながら、加工、ディレクション、販路拡大まで全てを担当しました。

選別2人


島が「手の力」を教えてくれた

「落花生づくりは3年かけて教えてもらいました。農業は毎日の地道な労働の連続です。分からないことは頼るけれど、甘えてはいけない。出来ることはなるだけ自分でやろう。というのは決めていました。種まき、草むしり、土寄せ、本当に大変でしたが、ひとつひとつ頑張りました」と山口さんは微笑みこう続けた。

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「私、納島で暮らして、落花生を育てて、「手」の使い方を思い出したんです。人間としての「手」の使い方を。この島に出会わなかったら、これに気が付かずに人生を終えたのかと思うとゾッとします。「自分の手にはものをつくりだす力があるんだ」と島が教えてくれたんです。」

泥にまみれ、ひたすらに雑草を抜き、土を寄せ、自分の感覚を頼りに選別を行い、教わった感覚を頼りに茹であげる。納島の自然と、島を愛する人間の丁寧な手仕事によって、この茹で落花生は生まれました。

作業みんな

明日へつながるために

山口さんは、この商品が、納島を知る最初のきっかけになってほしいと願っています。

「もちろん食品であり、商品、なんですが、私にとってこの落花生は「納島」そのもの。この落花生をとおして、納島の美しさ、素晴らしさ、島が抱えている現実。色んなことを伝えたい。そう願いながらつくりました。」

「その土地との関わり方って、1つじゃないと思うんです。観光でもいい、離れた場所から時々思い出してくれるだけでも嬉しい。落花生の季節に、お取り寄せしようと思うのも関わり方のひとつです。そして、もし縁を感じて住みたくなったら住めばいい。小値賀町には地域おこし協力隊、農業研修制度や移住サポートもあります。やりたいことが明確にある人ならチャレンジしがいがある場所だと思います。」

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「農業全般そうですが、落花生づくりって中でも本当に大変なんです。連作障害や菌の病気に気を使いながら、育てる。天候や湿度でほとんどが駄目になることだってあります。植えて収穫して終わりじゃない。掘り出して、天日干しして、細かい粒を何度も何度も洗って。むき身ならさらにそこから硬い殻を手でひとつづつ割っていく。その苦労から生まれる美味しさの恩恵に食べてくださる方がお金を払ってくださることで、落花生栽培で生計がたてられるようになってほしいんです。」

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これは、ただの商品ではありません。納島が未来につながるための、願いと希望がつまっています。

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ぐっちゃん、沖に出る。

山口さんは、この冬地域おこし協力隊の任期を終了し、新たな人生のチャレンジのため島から船出します。小値賀町に来てからの3年、地域おこし協力隊としての活動としてNOUSHIMA HOUSEの運営のほか、教育プログラムや講演会、ワークショップの開催など、地域活動を精力的に行ってこられました。今後も、教育プログラムなどで小値賀町と関わっていかれます。

「自分にできることはなにか。」を見つめて、行動に起こして、島のみなさんが守り抜いてきた食文化を、「商品」という実りとして咲かせてくれたぐっちゃん。生半可な努力や理想で簡単にできることではありません。ぐっちゃんが蒔いてくれた種に、大切に水を上げさらなる実りをつくっていくのは私たち小値賀のみんなですね。

「自分の夢の実現のために、拠点は島外に移りますが、小値賀町との関わりはこれからも続きます。私がまいた小さな種である茹で落花生が、これから次の大きな実りとなるよう見守っていけたら。これからも納島は私のふるさとです。」


お召し上がり方
自然解凍(約30分)はもちろん、電子レンジ(500Wで数十秒〜1分)や蒸篭で蒸し直しても美味しくいただけます。

「ねまり」(痛みやすい):
茹で落花生は「ねまり」(納島のことばで「痛みやすい」)やすいため、その日食べる分だけを解凍し、残りは必ず【冷凍保存】でお願いします。

殻つき落花生について: 殻つき落花生にはアタリとハズレがあります。外から見て分かる範囲で判別していますが、ご理解の上ご購入をお願い致します。


今だけ!5000円以上で納島本プレゼント!

【先着順】納島茹で落花生を5000円以上お買い上げの方に、納島本1冊プレゼントいたします。限定数のためなくなり次第終了いたします。



発送についての注意事項

冷凍発送限定:
こちらの商品は冷凍発送限定です。他の温度帯の商品をご購入される場合は、配送方法ごと別々に注文していただく必要がございます。




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